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2010年6月29日火曜日

ソニーのナイトショットデジカメ

赤外線撮影機能といえばソニーのナイトショットが有名ですが、スケスケ写真がニュースになってからは対策を講じています。ソニー製のナイトショット機能を搭載したビデオもカメラも、昼間の屋外など明るいところで赤外線撮影機能を使おうとしたら画面が真っ白になって機能しません。

写真のデジカメは「DSC-H9」という07年に海外で発売された機種です。光学式手ぶれ補正の15倍ズームレンズで、HD動画にも対応。可動式液晶を搭載し、ウエストレベルの撮影ポジションもとれる便利なデジカメです。

このH9もナイトショット機能を搭載していますが、対策が講じられているため日中明るい場所での赤外線撮影はできません。また、ナイトショット時は、フルオートモードになるため、シャッター速度やISO感度等を設定することができません。

まず、日中のナイトショット撮影については、富士フィルムから発売されているIRフィルタを使うことで使用可能になります。80番台のフィルタをレンズの大きさにハサミで切って、レンズの縁に両面テープで貼り付ければOKです。これでとりあえず規制解除できます。

そしてオートモードを回避するのが、「半ずらし」と呼ばれる方法です。これは、ナイトショットのオンオフスイッチを中間あたりで固定して、赤外線カットフィルタを外した状態にするものです。こうすれば、マニュアル設定可能なナイトショットを使えるようになります。

半ずらしモード時の画面はカラーになっていますが、フィルタが外れているので赤外線を受光できる状態です。テレビのリモコンを当ててみると、赤外線を受光できている状態が簡単にわかります。オフ時は弱く光る程度ですが、半ずらしの状態では、画面はカラーですがリモコンがピカピカ光っています。

以上2点の対処法で日中でもナイトショットを満喫できるデジカメの完成です。この方法は、ビデオでも使えるみたいですのでお手元にある方はぜひチャレンジしてください。

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